おためしノート
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メーカーの商品写真、ブログに使っていい?「出典を書けばOK」は誤解でした

本記事には広告(PR)を含む場合があります。

商品のレビュー記事を書こうとして、手が止まりました。買ったときの箱を、もう捨てていたからです。

メーカーの公式サイトには、きれいな商品写真が並んでいます。出典を書いて借りれば済むのではないか。 私はそう考えました。

結論を先に書きます。やめました。調べたら「出典を書けば引用になる」というのが、そもそも誤解だったからです。

「出典を書けばOK」ではなかった

著作権法で認められている引用には、出典を書くほかにも条件があります。3つあります。

ひとつめは必然性。その画像でなければ説明できない理由が要ります。 「あった方がわかりやすい」は理由として弱いのです。

ふたつめは主従関係。自分の文章が主役で、借りたものは脇役でなければいけません。 写真が記事の見どころになっているなら、主従が逆です。

みっつめは明瞭な区別。どこからが引用なのか、読む人にはっきり分かる形が必要です。

さらに、多くの企業は利用規約で無断転載を禁止しています。著作権の条件を満たすかどうか以前に、 規約違反になる可能性があります。アフィリエイトをしているなら、広告主やASPとの関係にも響きます。

借りなくても、記事は書けた

では、どうしたか。3つの方法で足りました。

自分で撮りました。箱は無くても、商品そのものは手元にあります。全体・タグ・細かい部品を撮れば、 読者が知りたいことは伝わります。私の場合はこれだけで記事が成立しました。実際に書いたのがワークマンの空調服のレビューで、載せた写真はすべて自分で撮ったものです。

品番を文字で書きました。実は、これが写真より確実です。読者が店頭で同じ商品を探すとき、頼りになるのは見た目より品番です。 レシートに残っていたので、そのまま記事に書きました。

公式ページへは、文字でリンクを張りました。リンクを張ること自体は自由です。詳しい仕様を知りたい人は、そこから公式の情報にたどり着けます。 画像を持ってこなくても、案内はできるのです。

借りない方が、記事は強くなる

作業を終えて気づいたことがあります。借りずに済ませたことで、記事はむしろ良くなりました。

きれいな公式写真が混ざると、読者は「本当に使ったのだろうか」と感じます。 生活感のある自分の写真は、下手でも「実際に持っている」という証拠になります。 レビュー記事の値打ちは、写真の美しさではなく、そこにあります。

権利の心配をしなくていい安心も大きいです。削除を求められる心配も、 規約違反を問われる心配もありません。

迷ったら、手元のものを撮る

まとめます。出典を書いても、それだけで引用として認められるわけではありません。 企業サイトの写真は、規約で禁じられていることも多いです。

そして、借りなくても記事は書けます。自分で撮る。品番を文字で書く。公式ページへは文字でリンクする。 この3つで、読者が困ることはありませんでした。

自分で撮ると決めたら、公開前にもうひとつ確認してほしいことがあります。 スマホの写真には撮影場所が記録されていることです。当サイトも公開直前に気づきました。 確認のしかたは写真に入っている「位置情報」を消した実録に書いています。

箱を捨てたことを、少し悔やんでいました。今は、捨ててよかったとまで思っています。