ワークマンで空調服を買いました。9,800円で、ベスト・ファン・バッテリーが一式そろったセットです。 子供の野球練習でコーチをするときに着ています。
結論から言うと、猛暑の屋外で汗がすっと引くような魔法の服ではありません。 それでも私は手放していません。電池が朝から夕方までもち、値段も他より安かったからです。
期待しすぎると損をする道具だと思います。だから、着てわかったことをそのまま書きます。

効き方は暑さで変わる。いちばん涼しかったのは室内だった
みなさんが知りたいのは涼しさだと思います。 着てわかったのは、暑さの程度によって効き方がまるで違う、ということでした。
猛暑の日の屋外では、劇的に涼しくはなりません。ただ、無いよりは確実にましです。 空調が働いているぶん、多少は効いていると感じます。
猛暑とまではいかない暑さの日は、はっきり違います。 汗をかいた体を、風が冷やしてくれる感じがあるのです。
そして、いちばん涼しかったのはエアコンの効いた室内でした。 冷えた空気が服の中を巡るので、最高に気持ちいいのです。
理由は仕組みにあります。空調服のファンは、外の空気を服の中へ取り込みます。 取り込む空気そのものが熱ければ、体に当たる風も熱いまま。 逆に涼しい空気なら、そのまま体に届きます。 屋外で無敵なのではなく、取り込む空気の温度で決まる。着てみて初めて腑に落ちました。
ひとつ断っておくと、これはすべて私が着て感じたことです。 暑さの感じ方には個人差がありますし、その日の湿度や動き方でも変わります。 参考のひとつとして読んでください。

屋外での効きを上げる方法もあります。首の後ろに小さなポケットがあり、保冷剤を入れられる作りです。 写真でタグが付いているメッシュの部分がそれです。
ここに保冷剤を入れると、首元が直接冷えます。ファンの風とは別の涼しさで、体がぐっと楽になりました。 猛暑の日ほど、この使い方が効きます。

朝9時から16時30分まで、バッテリーはもった
買う前にいちばん不安だったのが電池です。練習の途中で切れたら意味がありません。 結果は、朝9時から16時30分までの練習をカバーできました。
風の強さは3段階です。スイッチには 6.0V・7.5V・9.0V と書かれていて、押すたびに切り替わります。 私はまん中の7.5Vを基本にしています。練習が始まって少しの間だけ6.0V。 いちばん強い9.0Vは使いません。

昼の休憩など、必要のない時間はスイッチを切って節約します。 この使い方で、7時間半の練習をまるごと乗り切れました。付属のバッテリーは10000mAhです。

いちばん強い9.0Vを使い続ければ、当然もっと短くなるはずです。 ただ、まん中の設定で1日もつなら、屋外の行事にはまず足ります。
惜しかったのは、激しく動いたらバッテリーが飛び出したこと
不満らしい不満はほとんどありません。ひとつだけ挙げるなら、バッテリーを入れるポケットです。
服の内側に専用のポケットがあり、マジックテープでとめる作りになっています。 野球の練習で激しく動いたとき、そのマジックテープが動きに負けて、バッテリーが飛び出したことがありました。
ただ、これを欠陥だとは思いません。空調服はもともと作業中に着るものです。 ノックを打ったり、走ったりする動きは想定外でしょう。 同じようにスポーツで着るなら、落ちない工夫をしておくと安心です。
決め手は、一式そろって9,800円という値段だった
同じような空調服は他のメーカーからも出ています。 見比べて私がワークマンにしたのは、値段が理由でした。
空調服は、ウェアだけ買っても着られません。ファンとバッテリーが要ります。 ワークマンの公式サイトを見ると、バッテリーのセットは1万円前後、ファンのセットは4,000円前後で売られています。 別々にそろえると、それだけで1万円を軽く超える計算です。
私が買ったのは、ベストもファンもバッテリーも入って9,800円でした。 はじめて試す人にとって、一式そろって1万円を切るのは大きいと思います。
買う前に知っておいてほしいこと
猛暑の屋外では多少。汗をかく程度の暑さなら、体を冷やしてくれる。 エアコンのある場所では最高に涼しい。電池はまん中の設定で1日もつ。 ここを分かったうえで買えば、値段のぶん確実に得をします。
汗が止まる道具ではありません。暑さを少し引き算してくれる道具です。 そう思って着ると、夏がずいぶん楽になりました。